2009年02月18日

2009年2月配信分 竹の春




竹の春。

季語は秋。

歳時記をめくると新しい感覚に出会える。

竹は、

春には黄色く、

秋には青々としている。

だから、竹の春は秋なのだ。

「そうなんだ!」

にわかな知識と先入観を入れ、部屋を出て竹林を歩く。

「そう思って見ると・・・」

早速、先入観が顔を出す。

竹林は、枝葉が鬱蒼(うっそう)と繁り、昼なお薄暗い。

そのため、空気は張り詰めている。

冷たい空気を通り抜ける、笹擦れの音が透明感を感じさせる。

時折差し込む陽射しが、

葉の緑を、より鮮明に映し出す。


この美しさは、なんと表現して良いかわからない。

言葉が見つからない。

それを一言、

「竹の春」

なんと奥深い言葉なのか。

一体誰が季語に選んだのか。よほど詩心のある方なのだろう。



紅葉ばかりに目を向けてしまう季節、秋。

しかし、主役は紅葉ばかりではない。

鮮やかな緑もまた、

命の「春」を謳歌している。




ラベル:エッセイ 竹の春
posted by DO ART !! エッセイ集 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 坂本のサルサ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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