2010年12月18日

2010年12月配信分 銀杏黄葉舞い散る




黄葉真っ盛り。

季節はもはや立冬を過ぎ、

小雪(しょうせつ)から大雪(たいせつ)へとむかう。

木々はこれより一気に葉を落としていくことになる。

イチョウの鮮やかな黄色が、真っ青の空に映える。

このコントラストの美しさには、思わず息を飲む。

残念ながら松風庵には大木のイチョウは無い。

台風で倒れてしまった。

だから毎年、近くの坂本の寺院で、

ほんのひと時イチョウを眺める。



イチョウは街路樹に植えられていることが多い。

車で走りながら出くわすと、つい車を路肩に止めたくなる。

でも、寺院などで、ひっそりとたたずむイチョウの大木に惹かれる。

一人のびのびと枝を広げ、天高く堂々としている姿には、

不思議と安心感を覚える。

坂本の生源寺、西教寺、慈眼堂の大木は実に見事に黄葉する。



なぜ寺院などにも多く見られるのか。

大木になりやすく威厳を出しながらも、燃えにくく防火の意味もあるらしい。

また孫の代にならないと実がつかない長寿の木で、

漢字で「公孫樹」とも書かれ、縁起がいいと考えられた。



やはり古人の知識にはいつものことながら感心させられる。



観光地と称されるところの紅葉も好きで、自分もその他大勢に混じり写真も撮る。

しかし、その場、その時は紅葉のファションショーに過ぎない。

イチョウや紅葉は決して素顔を見せない。



素顔を見るには、地元のしかもひっそりしたとこが良い。

彼らは「見られる」という意識ではなく、

ただ単に、

「黄葉は黄葉としての命を輝かせている」

だけである。

それに気づいた時、

彼らはほんの少し、いたずらをしてくる。




posted by DO ART !! エッセイ集 at 00:00| Comment(0) | 坂本のサルサ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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