2011年06月18日

2011年6月配信分 憧れの蝉たち




ニイニイゼミの声を、

今年初めて聞いた。

多分、6月の上旬くらいから鳴いていたのだろう。

いつも朝早く仕事に、行くので、聞かなかったと思う。



ニイニイゼミは5〜6cmくらいの小さな蝉だ。

この山、天神山で真っ先に鳴きはじめる。

鳴き声は、名前の通り、

「にぃ〜〜〜〜〜〜〜」

と鳴く。

時折、オクターブほど高くなったりする。

アブラゼミやクマゼミなど、他の蝉よりうるさくはない。

木葉が風に擦れ合うざわめきに、

さりげなく溶け込むよう。



子供の頃よく捕まえた。

網ではなく素手で。

兄弟の間で、素手で蝉を捕まえるのを競った。

ニイニイゼミは初心者向け。

逃げるのが遅いのだ。

次にアブラゼミ。

このハードルは高い。

低学年の小学生には近寄ることも難しい。

だから捕まえたときは嬉しかった。

高学年の兄はヒグラシを捕まえる。

朝夕、美しい声で鳴くヒグラシは、まず昼間に見つけるのが難しい。

薄暗い林の中で鳴かずにいる。

だから僕らにしてみたら、鳴かない分、

逃げること一点に集中しているかのように思えた。

態勢を低くし、時には木の後ろから近寄った。

近寄れれば、後は手のスピード。

息を止めて、素早く。

しかし、

見ている所には、なかなか手が行かない。

もどかしい。

だから、練習をした。

飛んでる蚊を捕まえる。

ふわふわ飛ぶ蚊を目で追い、捕まえる。

そしてヒグラシにチャレンジ。



「捕まえた!」

その瞬間「キッ!」と鳴く。

オスだ。

鳴かなければゴロ。メスである。

さあ、次はツクツクホウシだ。



当時、

ミンミンゼミやクマゼミは、天神山にはいなかった。

たまに居ても、手の届く低い所にはなかなか止まらない。

だからこの2種類の蝉は、

大人になった今でも、

憧れの存在である。

蝉との想い出。

また、

今年も本格的な暑さが始まる。



ラベル:憧れの蝉たち
posted by DO ART !! エッセイ集 at 00:00| Comment(0) | 坂本のサルサ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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