2011年10月18日

2011年10月配信分 手繰り寄せられる記憶




寒露を過ぐ。

晩秋に入り、一気に秋が深まる。



松風庵早朝。

母親が散歩がてら、栗を拾いにいく。

この時期くらいから、明け方の比叡山の麓辺りは、グッと気温が下がる。

少し厚着をした母が20分程で帰ってくる。

手のひら一杯分の柴栗。

毎日少しずつ。

そして、栗御飯を作る。

これがこの季節の楽しみの一つ。



子供の頃は、家族でよくイガ栗を穫りに行った。

まず、竹を伐ってきて、ナタで先を2つに割く。

そして、割いたところに小枝を挟み紐で結わえる。

父親の作った秘密兵器!!

これでイガ栗の付け根の小枝を挟み、べキッ!!

今にも弾けそうなイガ栗が下に落ちる。

これを足で踏んずけてイガを剥く。

大きな栗が3つ4つ。

次々に父が落とす。

兄と二人で一生懸命に剥く。

そして、

落ちてくるのを見上げてると、

目の下のほっぺに!!!!

泣いた。

思いっきり泣いた。

でも楽しい。

でも泣いた。



遠い記憶。

でも手繰り寄せられる記憶。



posted by DO ART !! エッセイ集 at 00:00| Comment(0) | 坂本のサルサ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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