2012年04月18日

2012年4月配信分 希望を謳うショウジョ




小さく可憐な白い花。

少女が純白の袴(はかま)を履いた様を思わせる。

花言葉は「希望」

華奢なその身体に秘めた強い想いなのだろうか。

しかし、

実のところはそうではない。

ショウジョバカマの花は、

猩々(しょうじょう)(想像上の動物でサルの一種)の顔のように赤紫っぽく、

下に広がった葉を袴に見立てたのだという。

松風庵のはシロショウジョバカマなので、

前者の解釈といきたいところだ。



季節は4月、卯月。

松風庵は花と若葉に囲まれ始めた。

力強く、それに何より綺麗だ。

何時間見ていても飽きることはない。

ひとしきり眺めた後、ふと思うのだ。

彼らは毎年必ず同じ時期に花を付け、芽吹く。

何をいまさらとお思いだろうが、

改めてすごいと思うのだ。



人間界では「温暖化」が深刻になり、

子供の頃より雪が少なくなったことから、

「暖冬」と言うのもうなづける。

また、10日ほど花が咲くのが早かった年もあり、

「温暖化」を後押しするに一役かっている。

しかし、それが加速するわけではない。

一つ花が咲こうとすれば、

山の木々が、

「おい、まだ咲くには早いぞ」

などと示し合わせて時期をまってるような気もする。

時期を誤るのは街の木であったりするのかもしれない。



確かに、温暖化は大変な事態である。

しかし、極端に考えれば、

人間も木々も自然も、空気中の二酸化炭素も全て、

地球の手のひらの中のもの。

人間が招いた事態なのか、

それとも、

ビジネスや政治の駆け引きなのか。

いずれにせよ、

温暖化を謳い、ECOを謳う。

これは、単純に、

「物を大切に使う」

ことであり

「無駄遣いをしない」

ということを目指したものであって欲しい。

ワンガリ・マータイ氏が

日本語の

「勿体無い」

を世界の共通語である

「MOTTAINAI」

に広めようとするいま、

海外の方々から指摘される前に

いま一度、日本の文化や心を見直してはどうだろうか。

難しくはないはずである。

大きな看板を掲げる前に、

そう遠くない、かつての日本を思い出すだけで良いのだから。



足元に咲く「希望」を謳う小さな草花に気付くだろうか。



posted by DO ART !! エッセイ集 at 00:00| Comment(0) | 坂本のサルサ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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