2013年06月18日

2013年6月配信分 庭で光る小宇宙



美作、湯郷、にしき園。

明け方、大浴場入口。

石ウサギ。

久しぶりに対面する。

季節は芒種(ぼうしゅ)。

二十四節気の1つで、6月6日ごろから夏至までの期間をいう。

この時期、石ウサギは紫陽花をまとう。



「蛍はご覧になられましたか?」



と言ったような表情だ。



「もちろん」



と答えると、



「それは良かったです。
でも私は夜は早く寝ちゃうので、
夜のことはいつもそこにいるフクロウさんから聞くんです。」


「え?フクロウ?」



驚いて庭を見渡すと、こんなところに!いつから?



するとフクロウが答える。



「いつも見ていたのに、なかなか気づいてくれなかったけど、ようやく気付いてくれたね。
朝になったから、僕はもう寝ちゃうけど、良いことを一つ教えてあげるね。」



そう言ってフクロウは、

軽く羽を広げた。



「昨夜は曇り空で残念だったけど、ここは星空が綺麗なんだ。
川には蛍の群れ。
そして昼間にも星が見えるんだ。」



フクロウは得意げにそう言った。



「え?まさか?どこに?」



と言う僕に、



「この庭の中で見れるよ。」



辺りを見渡す。



「あっ!」


と言う僕を見て微笑むフクロウは眠りにつく。


森の知恵者フクロウが大切にする、小宇宙。


夏の陽射しを浴びで光るスギゴケがあった。



posted by DO ART !! エッセイ集 at 00:00| Comment(0) | 坂本のサルサ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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