2014年04月18日

2014年4月配信分 愛嬌たっぷり




松風庵のある天神山を取り囲んで、

田蒲や畦道が広がる。

子供の頃は、当たり前だった風景。

今ではびっしりと家が建ち並んでいる。

小川はコンクリートに、

道はアスファルトに。

散策するにはつまらない。

でも少し歩くと、土の道があらわれる。

そこには、草花や虫が集い、見るからに、地面が呼吸している。

びっしりと草が繁り、小さな花を咲かせる。

しゃがんで見れば、

地面をアリが、菜の花に蝶が飛び、ミクロの世界に引き込まれる。

アスファルトの世界とは、明らかに命の数が違う。

風が動く。

鼻先をくすぐる。

これが命の匂い。



一歩足を踏み出せば雑草群。

普段なら気にも留めない「雑草」である。

それは、

都会の街中、溢れる人達に似ている。

自分には何の関わりもない人達。

しかし、ひとたび名前を知れば、自分にとって、

良かれ悪しかれ特別な存在に変わる。



足元の草は「姫踊り子草」

その可愛いらしい容姿と名前を知れば、それはもう雑草ではない。

「名前を知ってくれて、気に留めてくれて有難う」

そんな風に見えたりするから不思議である。



名前を知ってあげること、

名前を覚えてもらえること、

それは、

自分にとっても、相手にとっても大切なことだよ。

愛嬌たっぷりの踊り子草が笑いかける。



姫踊り子草の花言葉:愛嬌


ラベル:愛嬌たっぷり
posted by DO ART !! エッセイ集 at 00:00| Comment(0) | 坂本のサルサ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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