2014年12月18日

2014年12月配信分 天空を司る



オリオン座が南中するころ、六連星(むつらぼし、昴)が天空を司る。

張り詰めた空気。

突然動き出してはつむじ風が木葉の手を引く。

頭の痛くなるような感覚。

その痛さと引き換えにしても見上げていたい透明感。

そして、

白から薄オレンジに輝きを変えた上弦の月を山の端に見送る。


かじかんだ手に息を当てて、コートの前をギュッと締める。



何千年もの間変わらない空。

万葉の時代も。

彼らはこの星々に何を感じたのだろうか。

今の時代より、

はるかに美しく見えただろう星空に・・・



かの清少納言も、

「ほしはすばる ひこぼし ゆうづつ よばひほし すこしをかし・・・」

と記されている。



闇夜の中での色彩を、

いかに感じ、

いかに表現しようとしたのか。



思い巡らすうち、

頭の痛みも、

手足のかじかみも忘れ、

ややもすると、

この闇に同化しそうにさえ感じる。


やがて

流れ星が一筋、

オリオンの胸をかすめた。



ラベル:天空を司る
posted by DO ART !! エッセイ集 at 00:00| Comment(0) | 坂本のサルサ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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